小児がんや重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(東京都中央区、理事長:キンバリ・フォーサイス)と、公益社団法人こどものホスピスプロジェクト(大阪府大阪市鶴見区、代表理事:高場秀樹)は、5月19日(日)に、冨田勲研究会から寄贈された5.1チャンネルサラウンドシステムを活用したライブイベント、「TSURUMIこどもホスピス シャイン・オン!おんがくフェスティバル」を共同開催します。
コロナ禍も明け、病気とたたかう子どもたちとそのご家族にむけて対面でライブイベントを届けたいという思いに賛同し、世界的に活躍するカノンや、現在話題の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に出演中の大和田美帆といった一流アーティストがTSURUMIこどもホスピスに集結。冨田勲氏が長年培ってこられた立体音響の技術と映像表現に、子どもたちへの癒しや音楽療法を組み合わせた、1日限りの特別なコンテンツをお届けします。
更に、未だに関西圏の病院では導入されていないシャイン・オン!キッズのファシリティドッグ・プログラムから、現在トレーニング中のファシリティドッグ候補犬、トミー(オス)とミコ(メス)の2頭が参加し、午前と午後の部の上演前にゲストの方々にはファシリティドッグとふれあい、その癒しの力を体験していただく予定です。
日程:2024年5月19日(日) ※内容は一部変更の可能性があります
午前の部 10:00-12:00 未就学児とそのご家族が参加予定
10:00- 開場
10:15- ファシリティドッグ候補犬とのふれあい
10:45- 開演
津田賢吾氏による5.1chサラウンドシステム説明
尾見京子氏による癒しの呼吸法
カノン氏と津田氏による「カノンさんの癒しのコンサート」
妹尾理恵氏(冨田勲研究会代表)、尾見京子氏(チャイルドバースアカデミー代表)へ感謝状授与
12:00 閉場
午後の部 14:00-16:00 重度心身障害児とそのご家族が参加予定
14:00- 開場
14:15- ファシリティドッグ候補犬とのふれあい
14:45- 開演
津田賢吾氏による5.1chサラウンドシステム説明
大和田美帆氏とYUKA氏による「大和田美帆ちゃんと音楽で遊ぼう!」
16:00 閉場
会場:TSURUMIこどもホスピス 大阪市鶴見区浜1丁目1-77
尚、当イベントへのご参加は、TSURUMIこどもホスピスの登録メンバー限定となります。
このサラウンドシステムを寄贈した冨田勲研究会は、世界的に活躍された音楽家の冨田勲氏の活動を継承するために設立されました。コロナ禍での闘病生活で、病気とたたかう子どもたちは楽しいことや外部との交流、学びの機会が少なくなり、そんな子どもたちに少しでも良い体験や刺激に繋がって欲しいと、冨田勲研究会は2021年より、シャイン・オン!キッズを通じてカシオトーンの寄贈を開始しました。2022年までに全国13箇所の小児病棟や、横浜こどもホスピス、TSURUMIこどもホスピスなどの医療関連施設に、合計23台のカシオトーンと付属機器を寄贈しています。
シャイン・オン!キッズでは今後も冨田勲研究会と共に、入院中の子どもたちのために音響システムや楽器を寄贈、さらに良質なコンテンツ開発を検討しています。冨田勲氏が長年培ってこられた立体音響の技術や表現方法と、サラウンドシステムを活用して、楽しいだけでなく、癒し効果、音楽療法、発達にも一役買うようなプログラムの構築を視野に入れております。
・サラウンドシステムの設置に際して、株式会社ヨドバシカメラ様にご協力いただきました。
・ご参加の皆様へのお土産として、Denis Japan株式会社 / 日仏貿易株式会社様、マテル・インターナショナル株式会社様、マルマン株式会社様にご協力いただきます。
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出演者プロフィール(五十音順・敬称略)
◆大和田美帆
1983年生まれ。20歳の時にミュージカルでデビュー以来、舞台で活躍。「ガラスの仮面」「フルモンティ」「アマデウス」「ペテン師と詐欺師」など。CSディズニーチャンネルでMC経験あり。長女出産後、音楽療法士の資格を取得しYUKAと共に子ども向けの音楽イベント「ミホステ」を定期的に開催。現在Eテレ健康番組「チョイス」にMCとして、舞台「ハリーポッターと呪いの子」に出演中。
◆ 尾見京子
2007年、陣痛がただの収縮に感じられるという驚くべき穏やかな出産体験をしたことがきっかけで、「幸せなお産が大人と子供の人生を変える」という信念を深めた。その経験からヒプノバーシング講師としての道を歩み始め、これまでに1,500名に迫るママたちをサポート。また、分子栄養学カウンセラーおよび1級断食指導士としても活動。食事指導とファスティングを通じて、人間が本来持つパフォーマンスや自己治癒力を引き出す手助けをしている。15年に及ぶ海外での生活経験を活かし、セミナーや個別カウンセリングを英語、ポルトガル語、スペイン語でも提供しており、国内外問わず多くの受講者がいる。
◆津田賢吾(サラウンドコンテンツ制作プロデューサー)
音大在学中より約25年に渡り商業音楽の制作に携わり、これまでに番組BGM/映画/歌楽曲/コンサートなどの音楽制作全般の他、プロジェクトの企画立案や番組、イベントの音楽監修、音響監督など多方面で音楽制作活動を続けている。近年では、東京2020オリンピック開会式、プラネタリウム番組、博物館展示作品などでマルチチャンネル音響音楽作品の制作にも力を入れている。音楽制作に関わる全ての工程を作曲者自身の手で行い、一貫した表現によって得られる独自の世界観、個性を確立すべく研究を続けている。作曲を冨田勲、坂田晃一、小高直樹の各氏に師事。現在、名古屋音楽大学、大同大学、同朋高校音楽科で各非常勤講師。
◆ カノン
オーストラリアクイーンズランド音楽学声楽科を卒業後、クラシックとポップスを融合させたクラシカルクロスオーバーアーティストとして2004年にメジャーデビュー。作詞・作曲した楽曲は様々な場面で起用。ポール・ポッツ氏共演、スーザン・ボイル氏への歌詞提供など幅広く活動。2015年、日本人として初めてローマ教皇にオリジナルの賛美歌を献上した。自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「Sound of Oasis」は今年で18年目。
◆ YUKA
武蔵野音楽大学声楽科卒業。シンガー、ピアニスト、コンポーザー、アレンジャーとして数々のLIVEやコンサートで活動中。アーティストへ数々の楽曲提供、多数のミュージカル俳優の歌唱指導も行う。現在、武蔵野音楽大学附属音楽教室講師。音楽教育活動にも力を入れている。病院、施設、特別支援学校などへの訪問演奏を20年以上続けている音楽家ユニットのMusicBox 代表。
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■冨田勲研究会(TOMITA information Hub)
音楽家・冨田勲氏の楽曲と立体音響作品の普及を目的として、FMラジオ「ミュージックバード SOUND OF OASIS~COOL SAKE~」「冨田勲研究会」ほか、様々な企画を行う。また冨田勲氏が作品を通じて表現したかった事を、様々な分野のアーティストと共に研究しながら、さらに豊かな発想を培う場として、その精神を未来へと繋げられるよう活動。2020年からはコロナ禍で今まで以上に制約された入院生活を送る子ども達に向けて、認定特定非営利活動法人シャイン・オン!キッズを通じてカシオトーンを寄付したり、サラウンド音響システムを整備して、冨田勲氏の築いた技術や精神を未来に繋げる活動も行う。長女の妹尾理恵が代表を務める。
https://www.isaotomita.jp/
■TSURUMIこどもホスピス
公益社団法人こどものホスピスプロジェクトが運営。日本初のこどもホスピスとして、大阪市鶴見緑地の一角に2016年4月1日開設。重い病気を持つ子どもと家族がゆっくり過ごせるように、病気であっても、社会の中で前向きに、自分らしく、深く生きることができる社会の実現を目指して活動する
。https://www.childrenshospice.jp/
■認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ
小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を心のケアのプログラムで支援。ファシリティドッグ・プログラム(動物介在療法)、ビーズ・オブ・カレッジ プログラム(アート介在療法)、キャンプカレッジ(小児がん経験者のコミュニティ運営)、シャイン・オン!コネクションズ(オンラインで心のケアや学習支援アクティビティを提供)、シャイン・オン!フレンズ(小児がん経験者のWEBコミュニティ)などを運営。2006年設立、2024年5月現在全国31の医療施設にて活動中。
http://sokids.org/ja/