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株式会社ispaceの株式売却について

2024/09/06  株式会社 産業革新投資機構 

2024 年9月6日

株式会社ispaceの株式売却について

株式会社INCJ(本社:東京都港区、代表取締役社長:勝又 幹英、以下「INCJ」)は、INCJが保有する株式会社 ispace(本社:東京都中央区、代表取締役:袴田 武史、以下「ispace」)の全株式について、東京証券取引所グロース市場にて売却を完了したことをお知らせします。

<詳細>

1. 対象会社

・社 名 :株式会社ispace
・設 立 :2010年9月
・所在地 :東京都中央区
・代表者 :代表取締役 袴田 武史
・事業内容: 宇宙コンテンツによる企業マーケティング支援、月面データの調査支援および販売、月周回および月面への高頻度輸送サービス、月周回および月面へのペイロード開発支援、宇宙資源開発に向けたR&D

2. これまでの支援内容

・支援決定公表日:2017年12月13日
・支援決定金額 :35億円(上限)
・実投資額 :35億円
・参照プレスリリース:
月面資源開発ビジネスの実現を目指す宇宙ベンチャー株式会社ispaceへの出資について
https://www.incj.co.jp/newsroom/2017/20171213.html

3. Exitの経緯

(1) 出資について

ispace は月面資源開発ビジネスを手掛ける国内唯一のベンチャー企業である。INCJは各国が宇宙産業の育成に取り組む中、同社が世界に存在感を示す実績をあげる支援を行うことが我が国の宇宙産業にとって極めて重要であると判断し、同社への出資を決定した。

(2) 出資後の事業進捗

出資以降、INCJはispaceに対し、社外取締役の派遣や事業開発支援等、様々な経営支援を行ってきた。ispaceは産官学を巻き込み月面着陸船等の技術開発を進め、2023年4月には、国内初の宇宙ベンチャーによる新規上場を果たしている。

(3) Exitの経緯・内容

ispace は着実に事業を進展させ、東京証券取引所グロース市場へ上場するに至った。INCJとしては投資時の目的は果たしたと判断し、市場にて保有株式の売却を進め、このたび株式の売却を完了した。

4. 主務大臣(経済産業大臣)意見

成長産業である宇宙資源開発領域において、本案件は、月面資源開発ビジネスを手掛ける国内唯一のベンチャー企業として、将来宇宙産業を牽引する企業になることが期待される。 株式会社INCJによる本案件への投資意義である革新的な技術の社会的実装が、新たな株主の構成下でさらに進展し、日本の産業競争力強化に資することを期待したい。

<株式会社INCJについて>

株式会社INCJは、2018年9月、既存の官民ファンドである株式会社産業革新機構から新設分割する形で発足しました。産業革新機構は、2009年7月、産業や組織の壁を越えて、オープンイノベーションにより次世代の国富を担う産業を育成・創出することを目的に設立されましたが、根拠法である産業競争力強化法の改正法の施行に伴い、同機構は株式会社産業革新投資機構に商号変更し、新たな活動を開始しました。株式会社INCJは、産業革新機構の事業を引き継ぐ形で、既投資先のValue up活動や追加投資、マイルストーン投資、EXITに向けた活動を主要業務として、2025年3月末まで投資活動を行っていきます。

URL:http://www.incj.co.jp/

<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社 産業革新投資機構 経営企画室 広報
奥村(070-3960-3640)、三角(080-8098-0445)
東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア
URL:https://www.j-ic.co.jp/jp/
https://www.incj.co.jp/

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